咲子さん
世界一素敵な女性。好きで堪らないひと、最早なりたい人。
「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」をめくり直すたびに鼻の奥をツンとさせている。読み返すたびに美しい彼女を取り戻し、そして失う。
咲子さんの目に映る世界がどんなに煌めいていたのか、一度お話ししてみたかった。
今年、彼女の24年と2ヶ月の人生に、追いついて追い越した。
まだまだ未熟なままで、彼女より生きてしまった。
赤坂見附の神社で御神籤を引いたら「咲」の文字のお守りが出て、思わず財布に大切に入れている。
壮平くんのお姉ちゃんだからとかじゃない、入口はそうでも。だけど、壮平くんが「姉ちゃん会いたいよ、いつでも想ってるよ」と歌う心中の悔しさや悲しみは想像に容易く、共に涙を流す。
私も死んだ時、文章で「惜しい人間を失った」と思わせたいくらいには必死で書き込んでいるよ。大切に思っているよ。書くことの力を信じているよ。そして、読んでもらうことを躊躇わないよ。
もっと成長したい。