大きな独り言

ありのままいる場所。

たくましさの話

雪が降っていたらしい。一歩も外に出ていないので知らない。まぐれに休みだった。寒過ぎて毛布にくるまり続けた1日だった。昨日上司にこれ見よがしに「明日休みなんだ」と言われて嫌だった。HSPなので一言一言が気になる。

暇なので藤井風のカバーを遡っていた。一番最初の曲はコブクロのSTAYだった。私がコブクロで一番好きな曲だったのでドキッとした。官僚たちの夏、良いドラマだったな。

人とお酒を飲まないと寂し過ぎて文章を書きたくなる。SNSにべったりになる。3年以上会ってない人のストーリーに上がっている何気ない野良猫とかで嬉しくなる。こんな人間に一人暮らしなんてできますか?トチ狂って頭がかち割れそうです。(言葉遣いに気を付けてください)

かと言ってシェアハウスや共同生活に誘われると嫌われるかもしれないと言う恐怖で断ってしまう。オフると私は本当に喋らないらしく、実家でも執拗に家族に話しかけられる。「いや何?」と言うと「あまりに喋らんから」と言われる。

綿矢りさの「私をくいとめて」という小説があるんだけどあの主人公の感じがよくわかる。頭の中にAが居て、そいつとずっと喋ってるから喋る必要がない感じ。いや正確には誰かと喋っていると言うより、今こうやって書いてるように頭の中の独り言が渦巻いていて煩いから口に出す必要がないが正しいかも。なのに誰かと居ないと気が狂う。なんだろうこのめんどくさい性質!

オミクロン終わったらチャミスルパーティーしたい。ソメクっていうビールと混ぜる飲み方にハマっている。

昨日読んでいたINAの「つつましい生活」の中でセールになっているコタツをさらに値切る妻を見て筆者が「逞しいな」と思う一コマがあった。

昔高校生の時、大学生の先輩の一人暮らしの家に泊めてもらった。朝ごはんを作ってくれた先輩が、食べる前に一言、「皿洗いは君の当番だよ」と言った。そうやって公平な着地点を提示してくれる人が好きだ。私は何故なのか年下の人と恋仲になったりすることが多かったのだが、その度に「いや、いつまで奢るんだ私?」となってしまい、悩んでいた。だから公平な着地点を先に提示してくれる人が好きだと思う。人間は常にギブアンドテイクがうまく行く。

私たちは一人一人他人にとやかく言われる筋合いがない尊い存在だと思う。自分を曲げてまで他者と向き合う必要はないと思う。だからこそ、逞しさが必要だ。

その昔、通っていた高校のプログラムであるイギリスサマースクール2週間と自力で行くカンボジア2週間を天秤にかけてカンボジアを選んだことがあり、その時母は私をいたく褒めた。価格はカンボジアがサマースクールの1/3くらいだったのだが、母が褒めたのは価格のことではなかった。「ぼんやりとなんとなく英語とイギリスに触れるのを選ぶより、地雷を見に行こうとしたあなたは凄い」らしかった。今振り返ると確かに我ながら凄い選択をしたと思った。むぉいぴーばいぶぉん。(クメール語で1,2,3,4)

今の私にあの頃の逞しさはあるだろうか?24年生きてきて一番滞ってるなって思ってしまう2年間だった。私はジタバタかけずり回る性格なので、余計に思ってしまったんだと思う。社会不適合???

カネコアヤノが新曲を出すらしい。楽しみ。

好きな人たちに逞しくいて欲しい。どうでも良い他者にそれ以上傷付けられないで欲しい。本当のところはよく知らないが、あまり泣かないで欲しいと願っている。

逞しくいたい。