大きな独り言

ありのままいる場所。

劇場

辛い辛いと言いながら意外と自力で営業頑張るよね、とよく言ってもらえるんだけど、その理由に「埋まってない劇場が苦手」というのがある。

劇場に感情なんかないだろうけど、がらんとしたそこは悲しそうに見える。

先月歌舞伎座に行った馴染みの教授も「がらんとしてて切なかったし、寂しかったよ」としんみり漏らしていた。

劇場が空いているって、本当に虚しく悲しい。劇場に通って育てられた人間として、何か己の範疇で出来る最大限のことはしていたい。

それが、営業のモチベーションにもなるわけで。

配属されてすぐ、色々と時が止まったようになっていた劇場をうろついて、ちょっと泣けたことがあった。

なんだか劇場の泣き声が聞こえた気がして。(幽霊とかじゃないです)

だから、明日からは恥ずかしいし逃げたいし辛いし、結果になるかも分からないことをやるけど、その行為に意味があるって信じるよ。

実は入社試験の時に公約として掲げたことをようやく一つ実現するのだけど、きっとそれを人事は気付かないだろうよ。

まあいい!いつまでもいるわけじゃないからな!あばよ!...となるその日までは宜しく。